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コージです。
職場に吃音の男性がいます。50代半ばくらいの年齢でしょうか。
工場で派遣労働者として働いています。正社員として働いたことは一度もありません。
本人が噛み噛み言うには、
「採用面接でも、ま、ま、まともに話せないので正社員にはなれなかった。」
「こ、こ、こ、工場で人と話さず出来る仕事しか、な、な、な、なかったとのことです。」
まともに話せないのですから営業とか、対人の仕事は無理でしょう。
工場派遣の仕事以外はやったことがないと言います。
そして、この吃音、どもりの50代男性は独身だというのです。
言われてみれば納得です。
吃音であれば女性との会話も、まともには成立しません。
メールやラインだけなら何とかなるかもしれませんが、実際に対面で会って会話が出来ないようであれば、結論は明らかです。
吃音(どもり)なので若い時に結婚を諦めることにした、と彼は言いました。
今まで、まともに女性と付き合ったことはないようです。
失礼ながら顔もブサイクです。
50歳を過ぎていますが女性との経験はないでしょう。
たぶん童貞です。
両親は既に他界しています。
地元のアパートで独り暮らしです。身寄りもないので孤独死するのも時間の問題だと言われています。
薄汚れた安全靴を履いて、今日も工場で働いています。
吃音者は結婚出来ない?!
カネがあれば、まだ何とかなったのかもしれませんが、彼の職業は経済的に不安定な工場派遣です。
給料だって安いものです。
女性から見たら結婚の対象として論外というところでしょうか。
そして、この吃音の男性を見て思ったのが、私の高校生の弟です。
実は私の弟も吃音なのです。
親が地元のいろんな病院に行ってみたけれど、全く効果なし、でした。
弟が子供の時に同級生にからかわれているのを見て、胸が痛みました。
弟をからかった同級生をやっつけることは出来ても弟の吃音が治るわけではありません。
歯がゆい思いをしたものです。
もしかしたら、うちの弟も職場にいる50代の吃音者のように一生独身で終わるのか?
女性からは、まともに相手にされることなく生涯を終えるのか?なんて、ボーとしているときに、ふと考えたこともありました。
そんな時に出会ったのが、この、
です。
今まで何をやってもダメだったのが、少しずつ良い方向に向かっています。
先日、クラスメートでしょうか。同級生の女の子と学校帰りに歩いているところを偶然発見してしまいました。
いったいどんな会話をしていたのでしょうか?
見ていて嬉しいような微笑ましいような気分になりました。
吃音治療は早い方が良いというのは本当ですね。
50歳になってから、この吃音治療のやり方を知っても手遅れだったでしょう。
会社の吃音男性は結婚を諦めたとのことでしたが、私の弟は何とかなりそうです。