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親が結婚を迫る

これ行ってこい!オカン(母親)が言った。
 
新聞の地元のニュースコーナーに載っていたパーティーである。普段は今年はコメが豊作だのサンマが不漁だの私にとっては、どうでも良いことしか書いていない地元の新聞の真ん中ほどのページに婚活パーティーの告知が記載されていたのである。

こちらとしては、結婚はとっくに諦めているのであるが、親としてはまだ子供の結婚を諦めてはいないらしい。記事を読んでみると地元の商工会議所だったか、ライオンズクラブだったかが主催のイベントらしい。

日時は来月の第一日曜日。会費は男性6000円、女性4000円。
会場は海辺のレストラン??

募集人数は男女共に各30人となっている。正直なところあまり乗り気はしなかったのであるが、一応問い合わせの電話を翌日にかけてみた。返ってきた返事は申し込み多数の場合は抽選になるとのこと。

現在の応募状況は男性40人に対して女性8人とのことであった。何となく当日の光景が想像出来てしまった。

どう考えても男性が余る。

乗り気がしない。

応募締め切り2日前に再度電話にて問い合わせをしてみた。現在の状況は男性側の申し込み90人、女性40人とのことであった。応募枠が各30人であるならば男60人。女10人があぶれることになる。どのような方法で抽選するのかは不明であるが、これならまあ悪くはないのではないか。一応申し込むことにした。抽選にあたるかどうかは不明である。

婚活パーテイーの申込み 参加費用

翌週、開催事務局より封書が郵送されてきた。開封してみると当選しましたから期日までに参加費を銀行振り込みして下さいとある。

もしかして、参加費用6000円をドブに捨てることになるのではないか。

そんな心配が脳裏を横切った。

軽く自分で出来る占いで結果を見てみた。
この占いは船井幸雄氏の著書、人間塾で紹介されていた占いの方法である。

一応、曰くつきであるが吉と出た。とりあえず、申し込むことにした。ネットバンキングで振り込み手続きをする。今の時代これで24時間、365日手続きが可能である。詐欺みたいなものだったら、どうしようという不安がないわけではない。

婚活パーティーの自己紹介、プロフィールカード

相手にアピールする手段が限られている中、自己紹介カードは、とても重要です。自分と言う人間を知ってもらう方法は、それほど多くありません.

事前に自己紹介カードなるものに、氏名、職業、趣味、好きな異性のタイプ、好きな有名人、芸能人、などを書かされる。

新婚旅行の行き先なんて項目まである。これはいくら何でも気が早すぎないか。

迷ったのが「好きな有名人・芸能人」である。

ここは女性を書くべきなのか?それとも純粋に好きな男性アーテイストの名前を書くべきか?

あるいはアントニオ猪木と書くべきか。私は

アントニオ猪木とモハメド・アリとの一戦

をこよなく愛している。

しかし、女性は、こんなことを書いたらドン引きかな??

迷った挙句、「好きな有名人・芸能人」には「昔の長渕剛」と書いた。

 

 

 

こういうプロフィールカードは、つっこみどころ満載にしておいた方が会話のとっかかりが掴みやすいと聞いたからである。

ただ「長渕剛」と書くのではない。「昔の」と書くところがミソである。

 

韓流スターとか、ジャニーズの芸能人の名前を書いた方が女ウケしそうな気もするが、別に好きではないのだから仕方ない。

好きな曲は?とかコンサート行った?なんて聞かれたら、たちどころにメッキが剥がれてしまう。

 

嘘は良くないであろう。

さらに困ったのが「その他」のコーナーである。何て書くか?

迷った挙句、来週カポエラ教室に見学に行く予定です、と書いてやった。

カポエイラを知っていれば良し、知らなくても、「何それ?」ということで会話の糸口はつかめるであろう。

 

回転寿司|男性が女性の周りを回転して

男性が女性の周りを回転して自己紹介をするのですが、、、、僅かな時間しかありません。限られた時間で相手の女性にアピールするには??

自分で言うのも何だが、かつて私は女子から人気の高かった男である。

そんな、俺がこんなパーテイーに参加することになるとは、あの頃は夢にも思わなかった。

ブラック企業で若い時間を浪費したのが、今にして思えばマズかった。休みも満足に取れない職場だった。

しかしながら、あの当時の私はそんな職場で働かなければならない人間だったのだ。そう思えば現在の状態も必然なのであろうか。

 
会場付近の駐車場に入ると、まるでラ●ホテルの様なピンクの看板で告知されていた。正直なところ、この看板を見ただけで少し萎えてしまった。

会場に入ってプロフィールカードを胸につける。

既に十人ほどの男女が既に来ていた。男性の中には、早くも女性に声をかけ初めるものいる。

会場を見渡すと一人だけ、明らかにハードルが高そうな女性がいた。まるでファッションモデルのようであった。着ているものも高価な感じがした。化粧もネイルも完璧だった。

 

恐らくは、この女性が今回の一番人気であろう。私は、この女性を「ハードルが高い女」と勝手に呼ぶことにした。

それで、今回の参加者は男女各30人、合計60人なのであるが、女性が会場に「口」型に設置されたテーブルの内側、男性は外側に立つように言われた。

これで時計回りに回転して、1分間だったか2分間、自己PR?だったか紹介をするのだという。

この場合、女性は動かない。動くのは男性のみである。いわゆる「回転寿司」というやつであう。

私は入口で29番の番号札をもらったので、開始位置は29番からになる。

それで29番の場所に行ってみたら対面(トイメン)に立っている女性はウマヅラハギのような顔の個性的な顔立ちの女性であった。

私は今回、ここでこのように書くが、相手の方も同じようなことを思っていたであろう。このオッサン、いくつやねん?とか。
 
司会は地元のFM局のアナウンサーだった。

男女各30人のはずなのであるが、今回、男性が一人欠席とのことなので急遽、主催者側の独身男性が一名、入ることになった。

それで時計回りで回転ずしのように男性が女性の周りの席を一つずつ回転して自己紹介をする。

 

 

自己紹介タイムが始まり、順番に自己紹介をする。この際、相手とカードの交換をしてお互いのプロフィールを見て話をする。

 

 

件のハードルの高そうな女性はショップの販売員で趣味はネイルとのことであった。
付き合うことになったらカネのかかる女になるであろう。

それで、この自己紹介タイムについてはイベントが終わってから大いに反省することになる。詳細、理由については、一番、最後に記す。。ここで、自分のことを聞かれて上手く説明出来ないことが多かったのである。

 

 

 

さて、自己紹介タイムも終盤に近づいた頃、私の前には日大相撲部出身のような女性が座っていた。

とても太っている。

申し訳ないが、当然のことながら、ここはスルーの予定なので適当に話す。話の内容も噛み合わなかったような気がする。

名札を見ると「さえこ」と書いてあったので、私は、この女性を「サエコ・デラックス」と内心、呼ぶことにした。

婚活パーティーで抽選でペア|カップルを作る

くじ運が悪かった。あるいは逆の意味で。。。。。。これも運命でしょうか?
恋人たちの聖地だと言われる場所に行ってきました.

恋人たちの聖地

さて、自己紹介タイムが終わった後、抽選でカップルを作り、会場近くの船着き場から遊覧船で運河を散策するのだという。

この際、くじを引くのは女性である。願わくば、あのハードルが高そうな女性と当たりますように。。。。。

結果は。。。。。

何と。。。。

サエコ・デラックスとペアを組むことになったのである。

正直な話、デラックスは私の3倍くらいの体重がありそうな体型である。

日本以外の、太った女性が美人とされる国では、さぞかし美人であろう。

しかし、ここは日本の国である。しかも私は、ぽっちゃり体型が好きなわけではない。

まるで、これは風●店に入ってブサイクな年増に当たってしまったような心境であった。

お店ならチェンジも可能かもしれないが、ここでは不可のようである。

さて、ペアを組み、順番に遊覧船に乗り込むのであるが、幸いなことに我々が乗ることになった座席は船の後部で二人掛けではなく、一人掛けであった。

隣り合う形ではなく前後に座る形である。これなら顔を見ないで済む。失礼かもしれないが私の落胆は酷いものであった。

遊覧船が海に出る。

希望者はデッキから海鳥、ユリカモメに餌をやることが出来るとの説明があった。

私の座席は後部だったので他のペアが楽しそうにユリカモメにエサをやる姿が見えた。
人の手から海鳥にエサをやるのだ。

港に到着した後は、近くにある「何とかタワー」に二人で登ってくださいとのアナウンスがあった。
このタワーは、恋人たちの聖地と呼ばれる場所なのだと言う。

こんなタワーの、どこが恋人たちの聖地なのか?
私に言わせれば国道沿いのピンクのネオン輝く、XXホテルの方が、よっぽど恋人たちの聖地のような気がする。

それにしても、ここは海辺なので、さぞかし眺めも良いのであろう。

しかし、ペアのチェンジはない、、、、、らしい。

仕方ないので、取りとめのない会話をデラックスとしながら歩く。

すぐに降りてきたことは言うまでもない。

向こうも気まずかったのではないか。

この時、デラックスに言われて響いたのが、「一人が好きそう」「一人でもやっていけるタイプ」ということであった。なかなか鋭いことを言う。

パーティー|フリータイム

フリータイムでは何を喋ってよいか、わからない。そんな経験はありませんか?さてパーテイーが始まったのですが。。。。。何を話して、どう行動するべきでしょうか?お目当ての女性は??ライバルも多いです。厳しい闘いになりそうな予感がします。

さて、ここからパーテイーの始まりである。近くのレストランが会場である。

抽選でテーブルを決める。これで、やっとサエコ・デラックスから離れることが出来る。
 

料理は定番のピザやパスタ、シーフードなどが出た。不味くはなかったが、さっきの遊覧船で船酔いしたらしい。何か胃のあたりがおかしい。私は1番テーブルだった。男女各5人、合計10人である。

屋内なので被っていた帽子を脱ぐことにした。

パーテイーが始まる前にトイレに行って鏡を見ると、何と頭頂部から白髪が1本伸びていた。まるで陰毛のように縮れていた。知らぬ間に、こんな年齢になってしまったようだ。目障りなので手で抜いた。間違って黒い毛も2本、抜いてしまった。痛かった。ふー。

トイレから出た後、会場の壁際に設置されている椅子に座った。

隣に座っていた男性に話しかけると40代でバツイチだという。相手の女性もバツイチが良いとのことであった。

世の中には、いろんな人がいるものである。

さて、テーブルに座る女性は、どんな人が来るかと思って心待ちにしていたら、、、、

サエコ・デラックスが「1」と書かれた紙を持って、こちらにやってくる。

腐れ縁なのであろうか。

乾杯が終わり、フリータイム?になる。

速攻でサエコ・デラックスから離れたことは言うまでもない。

イスに座っていた女性タレントを崩したような顔の女性に話しかけてみた。

どうにも話が合わない。

自分のことを上手く伝える、説明することが出来ないのだ。この部分を克服することが課題であるように思われるのは全てが終わってからのことであるが、この時点では、まだ知る由もない。今、思えば、この事が悔やまれる。こういう状態への対策は後述する。

件のハードルが高い女性は別のテーブルである。しかも男どもがアリのように群がっている。

私が入る隙間もないようであった。

他にも何人かの女性に話しかけた。少し、会話は出来た。

会場を俯瞰してみると特定の女性に複数の男が群がっている。

それ以外の女性は、女同士で固まっているのだ。

この女同士で固まってるところに入っていこうにも、なかなか入っていけないような感じであった。

パーテイーが始まって30分ほどして会場を見ると、

@ハードルの高そうな女

@高校教師の女性

@20代前半らしき可愛い子

この辺りが人気のようである。それ以外は閑散としている。

デラックスは、壁際の椅子に座ってピザを食べていた。このフリータイムでは、まったく話していない。

投票タイム|誰に入れる?

いよいよ婚活パーティーも終盤にさしかかってきました。残り時間は、それほど多くはありません.結局、一人にしか投票出来ないのです。悩ましいところであります。

フリータイムも中盤に差し掛かったころ、「そろそろ自分の希望する相手を決めて下さい。投票タイムです」とアナウンスがあった。各自が首から、ぶら下げているカードの番号を見て投票しあうのだ。

ハードルの高そうな女の子とも少しだけ話したけれど、こちらを見る目が泳いでいた。心は他にあるのであろう。脈はないと判断した。

それで投票であるが、あまり、話も出来なかったのであるが、とりあえず少しだけ話をした女の子の番号を書くことにした。

黒と白のストライプのワンピースを着た女性である。

「24番」である。

それで用紙を投票箱に入れて壁際の籍に座り、ケーキを食べていたら、この黒白ストライプを着た女性が、こちらに歩いてきた。

何気に番号を見ると「13番」と書かれた名札を付けているではないか!

何と、私の勘違いで違う女性の番号を書いてしまったのである。

もしや、24番は、あのサエコ・デラックスでは、、、と嫌な予感がした。

今日の一連の流れから言うと、あながち否定できない。

カップリング|開票結果

気になる投票結果。カップルは果たして何組出来るのか?そして私は、どうなるのか?

会場内を回って「24番」の女性を探してみた。

結果は、、、、、

サエコ・デラックスではなく3番人気の、女性高校教師だった。この女性は専門が体育だそうだ。引き締まった身体をしている。

少し、ほっとした。しかし、この女性は、ほとんど話していない。まあ、可能性はないであろう。

それで開票タイムになった。

結果は5組だそうだ。

カップル成立になった人たちには「お食事券1万円分」が贈られるのだという。

結論から言うと、

@茶髪の男とハードルの高そうな女

@女性高校教師と同級生
(偶然、再会したという)

@バツイチの自営業者と同じくらいの年齢の女性

@20代の女性と同じく若い男性

@20代の女性と頭数合わせに入った主催者の男性

という組合せであった。

主催者側の男性がカップル成立したことについては軽いブーイングが起きていた。

今回は海辺の会場であったのであるが、この時間に合わせて花火が打ち上げられた。

ペア成立したカップルには、さぞかし美しい花火であったであろう。

さて、今回の反省であるが、やはり自分のことを知らないと初対面の相手に自分のことを説明するのは難しいということである。

これは自己紹介タイムでも,フリータイムでも痛感した。

孫氏の兵法では「敵を知り、己を知れば百戦あやうからず」 、、、だったか。自分のことを知らないのに相手のことなど分かるはずもないのだ。

そこで、

↓次回は、ここで自己分析をしてから婚活パーテイーに臨もう↓

婚活EQ診断

↓そして次回は、ここのパーテイーに行く予定、楽しみ。。↓

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婚活イベントに参加する層とは違う人たちが集まるらしい。