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新卒で入社した会社で、彼女とは知り合いました。

業種は流通業です。

新人研修は地域ブロックごとに行われました。

私の配属先は北陸になりました。

研修は富山市で行われました。

最初に他の新人と顔合わせしたとき、全部で10人くらいの人間がいました。

だいたい男女半々でした。

研修では中途採用の一人を除いて全員が新卒でした。

同じ関西の大学を卒業していた

入社当日、新人10人が、先輩社員の前で全員あいさつというか自己紹介をさせられます。

「XX大学卒、なんのなにがしと申します。どうぞよろしくお願いします」

みたいなありきたりの挨拶です。

私の隣に立っていた女は、何と私の通っていた大学の隣にある女子大の卒業生でした。

奇遇だね、みたいな話になりました。

電車で帰る方向が同じ

さらに偶然にも、その女の子とは電車で帰る方向が同じだったのです。

電車の中では、学生時代の話やその日の研修の内容について話たり、なかなか良い感じで親密になりました。

当然、お互いの電話番号を交換したりします。

それで、その電車内での会話の中で、唯一不可解だったのが、実は、彼女は新卒ではなかったことです。

新卒では大手生命保険会社に就職したのですが、一年も経たないうちに辞めてしまったというのです。

ストレスで円形脱毛症まで作ったと言ってました。

生命保険会社で、一体何があったのでしょうか?

第二新卒で入社した、この女性はどうやら役員の親戚らしくて縁故入社で会社に入ったようでした。

恋敵は同僚

この女性は同期入社の中では、一番かわいい女の子でした。

既に付き合っている彼女がいる人間は別として、彼女がいない男は全員、この女性を狙っていたようです。

なかでも一番のライバルは九州の大学を卒業した男でした。

学生時代は九州で過ごしたので北陸には知人というか、彼女はいないはずです。

彼女がいても九州の女とは別れて来たでしょう。

大学時代はゲームセンターでアルバイトをしていて、客で来ていた女の子のナンパに明け暮れたとのことでした。

この男が仕事終わりにドライブに誘っているところを目撃してしまいました。

初デート

ライバル出現に気は穏やかではありませんでした。

それでも、初デートに誘うことに成功しました。

駅で待ちわせをして、食事して、カラオケボックスに行きました。

そこで、チューをしました。

その後、女が倒れるというか、自分から横になったのです。

しかも2回もです。

はやい話がカモン、カモンしてきたわけです。

こんなカラオケボックスで、やるのかよ。

というのが、その時の私の正直な感想です。

その女は過去にカラオケボックスのソファの上で、やってきたのでしょう。

その様子を見て、私は急激に冷めてしまいました。

そんな私を見て女が言いました。

「何を考えているの?」

せっかく、私が誘っているのに、なぜしないのか?

というような言い方でした。

他の男との約束があるから来週は会えない

その日は、それ以上はなく終わりました。

電話で来週のデートの約束をしようとしました。

しかしながら、来週は「女の友だちと遊びに行く約束がある」と言います。

だから、会えないのだと言うのです。

しかしながら、言葉の端々に、どことなく嘘のにおいがします。

こちらから電話しても話し中で繋がらないことも何回かありました。

他の男と二股をかけているニオイがプンプンします。

他の男とは、もう一人の同僚の男でしょう。

このころには新人研修も終わり、三角関係?の3人の配属先はバラバラでした。

女は金沢市の営業所、もう一人の男は富山市、私は福井市でした。

直接、3人が顔を合わせることは、まずありえないような状況でした。

電話を切る前に、

「他の男のニオイがした。だから俺はしなかった」

そんな意味のことを言いました。

女が電話の向こうで、少しだけ狼狽しているのが分かりました。

「切るつもりだったの?」

女は「切る」と言いました。

まるで、外れそうになったボタンの糸を切る、みたいな言い方でした。

ずいぶんと、スレた言い回しをする女だなと思いました。

あなたの彼女にはなれない

「わたし、あなたの彼女になれない」

はっきりと言いました。

それから1週間ほど経過して、電話したときのことです。

結論からいうと、もう一人の男を選んだということでしょう。

私は敗北感を味わいましたが、仕方なく受け入れました。

遊び慣れた感じの女だったので、まあいいかという感じでした。

復縁?

何を思ったか、3日後くらいに、この女から電話がかかってきました。

今思えば着信拒否にしておくべきでした。

二股をかけていたことなど、おくびにも出さず、素知らぬ顔で電話して世間話など始めるのです。

私は腹が立つので、適当にはぐらかして会話を続けました。

「そうじゃなくて、もっと大事な話あるでしょ!」

女は電話の向こうで怒り出します。

デートの約束とかしないのかよ!みたいな含みのある言葉でした。

「なんだよ。大事な話って。あなたの彼女になれないって、この前言ったよね。これ以上、何がある?」

ここまで言ったら女は黙り、

「そうだね」

それだけ言って電話を切りました。

選んだ男にフラれたのでしょう。

風の噂に、この男が取引先の受付の女性と付き合いはじめたという話を聞きました。

この男も二股を平気でかけるような女とはイヤだったのでしょう。

女の方は黙っていれば、二股をかけても分からないと思っていたようです。

不倫

女が生命保険会社を1年ほどで退職した理由が、しばらくして判明しました。

会社の上司と不倫関係に陥り、相手の男、ならびに奥さんと泥沼になり、身動きが取れなくなって会社を辞めて精算することになったというのです。

こうしたメス犬は、どこにいっても同じようなことを繰り返すのでしょう。

デキ婚

私と恋敵、ライバル関係にあった男ですが、入社2年目、24歳の時に、年齢は1個下の会社の後輩の女の子とデキ婚することになりました。

この男は取引先の女の子と付き合っていたはずですが、、、

会社の後輩の女の子にも手を出したようです。

結果、妊娠させてしまった後輩の女と入籍、結婚することになったようです。

二股かけていた女が退社した

二股かけていた女ですが、会社に入って2年半くらいで退社しました。

退職については社内報で知りました。

もしかしたら、この女は男の数だけ転職をくりかえす習性をもっているのかもしれない。